プロダクトロードマップとは?作成のメリットや手順を解説 | DeFactory

プロダクトロードマップとは?作成のメリットや手順を解説

プロダクトロードマップとは、プロジェクトの目標を含む全体像のこと。

プロダクト開発では、まず最初にこのロードマップを作成します。ロードマップを基準に、プロジェクト計画を立てスケジュールを組んでいきます。

この記事では、プロダクト開発におけるプロダクトロードマップの「作り方がわからない」「そもそもロードマップとは何?」という悩みにお応えしたいと思います。

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1.プロダクトロードマップとは?

日常生活でのロードマップとは「車で移動するための地図」の意味をもっています。

プロダクト開発における「プロダクトロードマップ」とは、プロダクト開発の現在地とゴール、あるいはゴールまでの機能や施策計画を記した地図、フレームワークのことを指します。

1-1.ロードマップとマイルストーン

プロダクトロードマップは、プロダクト開発のゴールとそれまでにすべきことを確認するために作成します。ロードマップの作成により、細かいタスクではなく、大まかなゴールまでのプロセスを確認することができます。プロセスには、ユーザーへ届けられる価値や想定される課題発見が含まれます。

ロードマップと似たような意味で用いられる言葉に「マイルストーン」があります。

「マイルストーン」とは、通過点を意味するもの。プロジェクトに関しての中間目標、あるいは節目の地点を意味します。

プロジェクトの工程の中でも中核となるような重要な部分にあたり、複数設定することで、プロジェクトが計画通りに進んでいるかを確認するための指標です。例えば、1つのプロジェクト内で「企画」「設計」「実施」「評価」などの節目がそれにあたります。

プロダクトロードマップは、プロジェクト全体の計画を示すもので詳細は記載しません。マイルストーンはロードマップの一部です。

1-2.ロードマップを作成する3つの目的

プロダクトロードマップは、プロダクトのゴールとそれまでにすべきことを確認・共有するために作成します。主な3つの目的について説明します。

1-2-1.目標を明確化

プロダクトロードマップには、プロジェクトの目標や内容、成果物を明確にする目的があります。「売上20%アップ」など、具体的な目標を明確にすることで、開発チームのメンバーの目的意識もはっきりします。

また、チーム内で目標を共有することで、開発作業が軌道から大きく外れることなく、ゴールに向けて無駄なく進めやすくなります。

1-2-2.具体的な計画設定

プロダクトロードマップの作成により、全体像を把握・俯瞰しながら、マイルストーンの設定が可能です。マイルストーンを設定し、スケジュールを組み立てることで、いつまでにどの作業を完了させる必要があるのか、具体的な施策を立てやすくなります。

1-2-3.関係者との計画の共有

プロジェクトでは、個々のメンバーの役割は異なります。自分が直接関与しない部分は詳しく把握できないことも。

プロダクトロードマップは、社内だけで使用するものではなく、関係者にも共有することで、お互いの信頼感を高め、作業効率を上げることにつながります。

関連記事:プロダクト開発とは?プロセスや流れ・フレームワークを解説

2.ロードマップを作成するメリット

プロダクトロードマップを作成すると、ゴールまでの道筋が確認しやすくなることがわかりました。しかし、なぜ道筋を確認する必要があるのでしょうか。

プロダクトロードマップを作成するメリットは、主に次の4つです。

2-1.ユーザーへの価値提供の明確化

プロダクトはユーザーに価値提供できてはじめて意味をもつものです。ユーザーにどんな価値を提供できるのか、長期的なスパンで確認し明確にすることで、プロジェクトメンバーに今後の施策を説明しやすくなります。

2-2.課題の見える化

プロダクト開発において、いくつかのチームが関わる際に、各機能の連携を必要とする場面があります。

プロダクトロードマップの存在によりお互いの進捗を共有し、現在どの位置にあるのか、どの点でつまずいているのか等の課題を共有できます。リリース前後での整合性を取る際にもとても役立ちます。

2-3.チーム内での戦略の共有

ロードマップは開発メンバーだけが活用するものではありません。経営層や運営に関係するステークホルダーなども共有することで、協力を仰ぎやすくなり、今後の戦略が立てやすくなります。万が一、方向性がずれていた場合の軌道修正もしやすくなります。

2-4.モチベーションの維持・向上

ロードマップには、プロダクト開発の現在地やゴールが見える化されています。見える化によりゴールをイメージしやすくなり、実現に向けて開発のモチベーションが下がることなく、維持・向上できます。

関連記事:プロダクト開発とは?持続的な会社の成長に欠かせない理由と開発の流れを解説

3.プロダクトロードマップ作成の6ステップ

プロダクトロードマップの作成は対象者により異なりますが、ここでは一般的なロードマップ作成の6つのステップをご紹介します。

ステップ1.ゴールまでの期間と期限の設定

プロジェクトの目的、ゴールの設定をします。


プロダクト開発では成果物が完成し、クライアントに納品するところがゴール。売上アップのロードマップの場合は、最終的な売上額の設定が必要です。

期限は、プロダクト開発の場合は、クライアントと交渉して決まった納期。売上アップの場合は、目標達成したい期限に応じて決定していきます。

ステップ2.開発期間中の目標設定

ゴールに到達するまでの中間目標を設定します。最終的なゴールだけだと、途中で目標を見失ったり、目指す軸がブレてくる可能性があります。複数の中間目標を設定することにより、ゴールへ1歩1歩確実に近づけるのです。

中間目標を設定する際には「マイルストーン」形式を用いることが多いです。プロダクト開発であれば、作業全体を区切りのいいフェーズごとに分けるとよいでしょう。

1つずつ完成するごとに全体のゴールに近づけるので、プロジェクト全体でのモチベーション維持にも効果的です。

売上アップなどの場合は、全体の期間が1年のプロジェクトであれば、四半期ごとに目標を設定するなど、期間を区切って目標を細分化するとよいでしょう。

ステップ3.現状把握

プロジェクトに関わる人数、全体の予算、これまでの実績等改めて状況を把握しておきましょう。ある程度数値を把握し、中間目標の設定まで行うと、規模感が掴めてきます。

人員や予算など、現状と目標にギャップがないか、目標達成するための目途を立てていきましょう。

売上目標などの場合は、これまでの実績を考慮し、実現可能かどうかを検討する必要があります。最終目標から逆算して、どのくらいのペースなら成果をあげられるのか把握できるでしょう。

正確な数値を出して現状分析の必要がある場合は、データ収集を行う期間を設けることも検討しましょう。

ステップ4.課題の洗い出し

現状を把握した際に、最終目標とのギャップに気づく場合もあるでしょう。ゴールへの到達が困難だとわかった場合「何を解決すればいいのか」、現状抱えている課題を洗い出していきましょう。

「目標設定に無理がある」「そもそもスケジュールに問題がある」「スキルが不足している」など課題が見えてきます。

これらの課題1つ1つについて解決策を模索していきます。実現不可能な目標であれば、実現可能性がありつつ、少し無理をすれば到達する目標設定へ修正します。人員不足であれば、広く人員を募集・増員することを検討してみましょう。

ステップ5.計画作成

課題を解決できたら、具体的な計画を作成します。主要なマイルストーンを設定し、プロジェクトの全体像を把握しやすくします。

フローチャートやガントチャートなど、適切な手段を検討してみましょう。

ロードマップは、大まかな計画表。フレームワークについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事:プロダクト開発ではなぜ「フレームワーク」が重要なのか?事例も合わせて解説!

ステップ6.実行

ロードマップが完成したら、プロジェクトのメンバー全員に共有し、同意を得ましょう。共有することで、メンバー一人一人が責任と自覚をもってプロジェクトに積極的に取り組めるでしょう。

また、社内やクライアントへの周知も行います。プロジェクトメンバー以外の社員に周知することで、今どのようなプロジェクトが進められているのか興味をもち、自分ごととして認識してもらうことが大切です。

クライアントも、ロードマップを示されることでプロジェクトのゴールや大まかな内容・道筋がわかり、安心感を得られるでしょう。

4.ウォーターフォール開発とアジャイル開発のプロダクトロードマップ

プロダクト開発では、2種類の開発モデルが主流です。1つは従来型のフォーターフォール開発。

もう1つは、20世紀から21世紀初頭にかけて生まれた新しい開発手法、アジャイル開発です。それぞれの開発手法とプロダクトロードマップについて見ていきましょう。

4-1.ウォーターフォール開発モデル

ウォーターフォール開発とは、それぞれの工程が進む様子を上から下へ落ちていく滝の水に表現したものです。

出典:https://thinkit.co.jp/article/911/1

プロダクト開発で実装する機能などを明確にする要件定義から始まり、プロセスを順を追って一つずつ確実に進めていく手法。


計画的に進めるため、リソースの無駄がなく、開発工程の現在地を確認しやすいというメリットがあります。

一方で、完成までに時間がかかる、途中で変更することが難しいなどのデメリットも。

ウォーターフォール開発のロードマップは、開発スタイルに合わせて、通常年間ベースで作成されます。予算とリリースの日程が固定され、各部のスケジュールが管理されています。

4-2.アジャイル開発モデル

アジャイル開発は、短い期間の中で1つの機能を実装していく開発手法。

出典:https://circleci.com/ja/blog/all-about-agile/

アジャイル開発でポイントとなるのは「反復・繰り返し」を意味する「イテレーション」です。1~4週間という短い期間でイテレーションを行いながら開発していきます。

アジャイル開発は、個別に対応しなければならないプロダクト開発をする場合に向いている手法です。試作品であるMVPができた段階で、ユーザーに評価してもらいながら、改善を繰り返し、完成形へ近づけていきます。

アジャイル開発では、ユーザーと一緒に作業を進めるため、ユーザーニーズに合致するプロダクト作成ができ、変更にも柔軟に対応できます。また開発期間も短く、変更に対するコスト面でも負担が少ないのがメリットです。

一方で、変更が頻繁に行われるため、工程管理が難しく、試作品とはいえ短期間での制作が難しいというデメリットもあります。

アジャイル開発のプロダクトロードマップは、制作過程そのものが重要な開発プロセスの一環となります。チームにおける日々の作業が重要な意味をもちます。

DeFactoryでは、MVP開発、リーン開発やアジャイル開発によるサービス開発を行い、計画~実装~テストのサイクルを最短14営業日で行ないます。経験豊富なエンジニアとマネージャーが支援しますので、新規事業開発に不安のある方も安心してお任せいただけます。

関連記事:【初心者向け】アジャイル開発の3つのプロセス手法とは?

5.まとめ:「プロダクト開発」に関する支援を承ります

プロダクト開発におけるプロダクトロードマップは、開発を円滑に進める上で大切な指標となります。

プロジェクトに関わるチームメンバーはもちろん、社内外の関係者にもプロジェクトの目標・ゴールや内容を共有し、理解を得るためにも必要です。

今回ご紹介した内容を参考に、プロダクトロードマップを作成し、プロダクト開発を円滑に進め、成功に導いていきましょう。

DeFactoryでは、アイディア着想、ユーザーヒアリング、テストマーケティング、アジャイル・MVP開発と、プロダクト開発における立ち上げ支援を全力サポートいたします。 

また、経験豊富なエンジニアと事業開発経験者で、開発だけでなく事業設計から「一気通貫」した伴走を行います。 

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