ラボ型開発とは?請負型開発との違いとメリット・デメリットを徹底解説 | DeFactory

ラボ型開発とは?請負型開発との違いとメリット・デメリットを徹底解説

慢性的なITエンジニア不足だといわれている日本。今、海外に開発リソースをもって低コストで進めることができる「オフショア開発」を取り入れる企業が増えています。

オフショア開発は「請負型開発」と「ラボ型開発」の2つの形態があります。ラボ型開発は、請負型開発に比べてコストを抑えやすく、海外の優秀なエンジニアを一定期間自社専属としてプロジェクトを進められるため、アジアを中心に活用の広がっている手法です。

今回は、開発プロセスのノウハウを蓄積しながら効率的に開発を行える「ラボ型開発」について詳しく解説します。

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1.ラボ型開発の基本を理解しよう

オフショア開発の2つの形態「ラボ型開発」と「請負型開発」の違いとは何でしょうか。

1-1.ラボ型開発とは?

ラボ型開発とは、オフショア開発における開発形態の一つで、ソフトウェアやプロダクト開発などの開発業務を海外の企業やリソースを活用して行う開発のことです。

オフショア開発が進んでいる理由の一つは、日本のIT及びIT人材の不足です。

需要が高まっているにもかかわらず、深刻なリソース不足とコストの高騰が課題となり、高いスキルをもったIT人材を多く要するアジア諸国を中心としたラボ型開発が活用されていいます。

日本では、人件費が高いこともあり、拠点を海外に移して委託・発注することで、コストを抑えられるのが特徴です。

ラボ型開発は、特定の業務・行為に対して報酬が発生する「準委任契約」の形態をとり、基本的に3ヵ月~1年ほどの一定期間で契約を結びます。「準」なので、仕事を完成させる義務を負わないため、柔軟な対応が可能です。

また、ラボ型開発は”人材ベース”でシステム開発を発注する点が特徴で、案件ベースではありません。

1ヵ月単位でのラボ契約や月単位での人数増減変更、最小1名からの契約など、ラボ型開発のサービスは状況に応じて対応が可能になっています。

人材ベースによるお客様専用チームを結成し、仕様変更などの過程も含めて開発を協働します。成果物の納品だけを目指したものではなく、開発時に発生する修正も行うのが特徴です。

1-2.請負型開発との違いとは?

請負型開発は、お客様が発注された仕様・要件に基づき開発を行い、所定の成果物を納期までに納品する形態です。

あらかじめ要件を明確に定義した上で、開発に必要なメンバーを編成し、見積書を提出後、受注してから開発がスタートします。

開発方法は上流工程から下流工程まで計画的に開発を進める「ウォーターフォール・モデル」を用いることが多いです。

※「ウォーターフォール・モデル」:滝の水が上から下へ流れ落ちるように、一つの開発工程を完了させてから次の開発工程へ進めていく開発モデル。各工程を確実に終わらせてから次の工程へ進むので手戻りが生じない。

請負型開発では、開発チームの構築やプロジェクト管理は開発会社が行い、途中で仕様変更が生じ、開発工数内で対応しきれなくなった場合は、追加見積が必要となります。

実際の開発工数に関わらず、期日までに所定の品質の成果物を納品する義務があるのが「請負型開発」の特徴です。開発システムの仕様・納期が明確なケースでは、請負型開発が適しているといえます。

一方、中長期的な開発でノウハウを蓄積し、開発コストの削減を図りたい場合にはラボ型開発がオススメです。

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2.ラボ型開発のメリットとは?

ラボ型開発のメリットはいろいろありますが、ここでは3つのメリットについて具体的に解説します。

2-1.コストを抑えやすい

海外に案件専属のチームをもつことで、自社で社員を雇用する手間と人件費を大きく削減できます。

委託先にはベトナムやミャンマーなどの東南アジア諸国が一般的で、日本で開発人材を雇うコストの30%~50%のコスト削減になるともいわれています。優秀なエンジニアが多く、技術力も日本のエンジニアと変わりません。

2-2.優秀な人材を一定期間確保できる

優秀な人材の採用・育成には長い期間とコストを要します。しかし、ラボ型開発では採用や育成の必要はなく、必要な期間、必要な人数の優秀なITエンジニアを確保することが可能です。

契約期間中は、同じメンバーで開発を行うことになるので、開発者がお客様のシステムや業務についての理解が深まり、ある程度期間が経過すれば、コミュニケーションも円滑になります。信頼関係のもと、よりスピーディーで質の高い開発を行うことができます。

2-3.開発技術を自社に蓄積できる

一定期間の協働により、開発に関する技術・ノウハウを自社に蓄積できるのもメリットの一つです。

日本のエンジニアと同じ、あるいはそれ以上の技術をもった優秀なエンジニアとの協働開発は、自社にない知見・技術をもっていることも少なくありません。

その分野に特化した企業に委託して持続的に案件を協働することで、品質やスピードの改善にもつながりやすく、今後のオフショア開発のノウハウが確実に蓄積されます。

近年は、コスト面だけでなく、将来的な開発技術の蓄積を目的としてラボ型開発を取り入れるケースも少なくありません。

3.ラボ型開発のデメリットとは?

一方、ラボ型開発には向かないケースもあります。ラボ型開発のデメリットについても理解しておきましょう。

3-1.開発チーム構築に時間を要する

ラボ型開発は、一定期間中に専属チームを結成する形での契約形態です。そのため、開発チームの人選はとても重要です。

単にスキルが高いだけの人材は、チームでの開発には向いていません。開発内容や組織の文化などさまざまな要素を考慮して、相性の良い人材を慎重に見極めていく必要があります。

そのため、契約後およそ1ヵ月間は採用活動が中心となり、すぐに開発に着手できません.

採用後もチーム構築から開発までのおよそ半月から3ヵ月の間に、チームとして円滑に機能するよう、言語能力やコミュニケーションなどの時間を要します。

本格的に着手できるまでの期間を考慮して、計画的にプロジェクトを進める必要があります。

3-2.開発チームの費用対効果が高くなるリスクがある

ラボ型開発は、契約期間中は発注する仕事がない場合でも確保しているエンジニア分のコスト(人件費)が発生します。

そのため、エンジニアのリソースを契約期間中に最大限活用できるように、会社・組織として、入念な発注計画を立て、発注を行うことが重要です。

月単位でエンジニア人員数を変更できるラボ型開発を提供する企業も増えています。発注量の予測ができるのならば、月単位で調整を行うことも視野にいれるとコスト削減につながるでしょう。

3-3.円滑な開発のための体制作りが必須

海外の優秀なエンジニアは、技術や知識、スキルは一流ですが、文化や言語の違いによるコミュニケーションが課題です。

コミュニケーターの配置、言語や文化にも精通しているエンジニアの配置など、コミュニケーションコストを多めに見積もるなどの配慮が必要です。

円滑に開発を進めるために、チーム構築の必要経費として、あらかじめ認識しておいた方がよいでしょう。

DeFactoryのMVP開発であれば、一連の流れを「14営業日程度」(※実装期間や開発要件により異なります)で行なえるため、より早いプロダクト開発が可能です。

経験豊富なエンジニアと事業開発経験者で、開発だけでなく事業設計から「一気通貫」した伴走を行います。

4.ラボ型開発を成功させるために必要なこと

ラボ型開発は、一定期間同じ開発メンバーでチームを組んで行う開発スタイルです。

そのため、ユーザーの動きに合わせた柔軟な仕様変更が必要なサービスやテストを繰り返す必要があるシステム開発と相性の良い開発です。

では、ラボ型開発を成功させるためには、どのような要素が必要なのでしょうか?

【ラボ型開発を成功させるための要素】

①チームメンバーの育成

②チーム内のコミュニケーション力

③モチベーションの維持

この3つの要素には「優秀なキーパーソン」を中心としたチームの構築がカギとなります。

自社の強力な指導者が現地のエンジニアを指導・経験を積ませながらチームとして育成していきます。

育成する際には、現地に赴き、彼らと直接対面して仕事以外の交流も図りながら得られるコミュニケーションがポイントになるでしょう。親密になることで、人間的な信頼関係も構築できることが理想です。

また、信頼関係のもと、彼らに重要なポジションを任せられるようになると彼らのモチベーションも上がります。やりがいのある仕事はモチベーションを維持する上で大切な要素です。

しかし、会社によっては、自社に「重要なキーパーソン」となりうる人材がいないことが悩みである場合も。また、該当する人物がいたとしても、頻繁に現地に赴くのが難しいケースもあります。

DeFactoryであれば、経験豊富なエンジニアと事業開発経験者で、スピードを重視した新規事業立ち上げにおける開発実装と開発の品質を担保しながら、ラボ型開発が可能です。

また、ラボ型開発はアジャイル開発に向いていると言えます。アジャイル開発は、小規模な単位でテストを行い、改修を前提としているため、ラボ型開発のようなスピードと柔軟性を重視した対応が可能になります。

関連記事:新規事業開発を成功に導く2つの手法リーン開発・アジャイル開発とは?

5.まとめ:「ラボ型開発」に関する支援を承ります

今回は、海外を拠点とするチーム型開発手法の「ラボ型開発」について解説しました。

「請負型契約」との違いを熟知した上で、自社の開発手法に合った手法を取り入れることが成功の秘訣です。

DeFactoryでは、プロダクト開発の立ち上げ支援・各フェーズのフレームワーク活用法もサポートしています。

その他、アイデア着想、ユーザーヒアリング、テストマーケティング、アジャイル・MVP開発と、プロダクト開発における立ち上げ支援を全力サポートいたします。 

また、経験豊富なエンジニアと事業開発経験者で、開発だけでなく事業設計から「一気通貫」した伴走を行います。 

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